果てしなき流れの果てに

アラフォー主婦、うつ病&隠れ毒親に関する記録。

うつ病の急性期――私の場合

うつ病には一般的に「急性期」「回復期」「再発予防期」の3段階があると言われています。

 

私の急性期は2016年6月から9月くらいまで続いたように思います。まるで心身のブレーカーがバチンと強制的に落ちたようで、何もできなくなった時期でした。そして身体には驚くほどたくさんの症状が現れました。


以下、その時の症状と行動について思い出して書いてみます。


・家事を夫に頼む

私は当時専業主婦で、うつ病になるまではほぼすべての家事をしていました。

下の記事で、私はその前にも引越しうつになったことがあることと、自分がうつ病だと思った段階ですぐに病院の予約を夫に頼んだことを書きましたが、それと同時に、自分の代わりに家事をしてほしいと泣きながら夫に伝えました。引っ越しうつの時に、自分で無理を感じながら家事をこなした経験があったので、早めにSOSを出したのです。

 

hateshinakinagarenohateni.hatenablog.com

 

ただ、当時1ヶ月に1~2回つけていた日記を見ると、急性期の間も、町内会の班長の仕事と(回覧板や広報の配布、1〜2ヶ月に一度の会合出席)、子どもの習い事の送迎だけはなんとかやっていたようです。ちなみに日記は、元気な時であれば月に10回程度書いているので、急性期の間、やはり書く頻度は激減しています。


・寝たきり、過眠

立ち上がる気力すらもなくなり、トイレ以外はほとんど起きられませんでした。洗顔・入浴・着替えは1週間に1~2回でした。頭はかゆいし、顔もガピガピしてしまい辛かったです。とても虫歯になりやすい体質なので、歯磨きだけは自分に鞭を打って日々なんとかこなしていました。
毎日、ずっと布団で寝ていました。そのうち不眠や早朝覚醒が出てくるのですが、最初のころはとにかく眠っていたような気がします。


・食欲不振、体重減少

食欲はまったくなく、食べられても2~3口がせいぜいで、最初の3週間で3kg体重が減りました。そもそも起き上がる気力がないので、のどが渇いても思うように水さえ飲めませんでした。
ある時、ソファで寝ていたら、そこからすぐ(1メートル)のところにあるテーブルに家族が食事を用意してくれましたが、どうしても起き上がってそこまで行くことができなかったのを覚えています。


・歩き方がおかしくなる

精神医療の従事者は、精神疾患のある人を、歩き方を見て判別できるという話を聞いたことがあります。私は、猫背ですり足になって、歩幅も極端に狭くなり、まるで老人のような歩き方しかできなくなりました。自分でこれはおかしいと思い、背筋を伸ばして歩幅を広げようとしても、ほんの数秒しか続きませんでした。
うつ病になると運動に障害が起こるのではないかと感じました。脳から体へと正しい命令を送ることができなり、思うように体を動かせなくなるように思います。


・全身が凝り固まる

上の項目に関連して覚えていることがあります。2016年10月、もともとあまり良くない右肩が痛くて痛くて耐えられなくなったので、布団の上に起き上がって肩を軽く回しました。なぜその月を覚えているかというと、その年の6月に倒れて以来、初めて肩を回したからです。
以前は週に1,2回ジムに通って筋トレやストレッチをしていましたが、倒れてからはそれどころではなくなって、布団の中でもほとんど動けなかったために、私の全身はバキバキに固くなっていました。肩以外にもあちこちが凝って痛かったです。


・体が異様に重くなる

うつ病になると体が鉛のように重くなると聞いたことがあります。私も一度だけですがそれを実感しました。それまで感じたことのない異様な感覚でした。おそらくこれも運動の障害の一つだと思います。健康な時なら脳が全身を、上手に、繊細に制御しているのが、うつ病になるとそれができなくなって、手足の本来の重さを脳がそのまま感じてしまうのだと思います。


・不安感、焦燥感

うつ病になり、いろいろなことができなくなったことに対しては、頭では割り切っていましたが、にもかかわらず、訳のわからない不安感や焦燥感は常にありました。精神的なものというより、身体的な不快感と深く結びついていたように思います。


・胃腸の不調、胸の圧迫感、息苦しさ

どちらかというと下痢気味でした。常にお腹に変なガスが溜まっていました。胸には、手でギュッと押さえつけられたような苦しさもありました。呼吸が浅くなり、意識しても深く息を吸い込むことができませんでした。
これらの症状は、とても苦しかったです。お腹や胸の気持ち悪さは、そのまま不安感や焦燥感につながっていました。


・頭痛

はっきりと覚えてはいませんが、頭痛はつねにしていたように思います。


・神経過敏(聴覚過敏、嗅覚過敏)

もともと私の家は交通量の多い道路際にあり、引っ越してからずっと騒音には悩まされていました。しかし、うつ病になってからの騒音の苦しさは、それまでの苦しさの比ではなく、筆舌に尽くしがたいものがありました。また、嗅覚も過敏になり、夫が使う洗濯用合成洗剤の匂いがきつくて苦しかったです。
神経過敏については後日あらためて独立した記事を書きたいと思っています。


・耳鳴り

ときおり、キーンという耳鳴りがするようになりました。それまで耳鳴りになったことはないので、これもうつ病の影響でしょう。


・同居の家族以外と連絡を取らなくなる

友人知人と連絡を取ることはほとんどできなくなりました。メールチェック自体、一週間に一回くらいしかできませんでしたし、届いたメールに返事をすることも諦めました。(数ヶ月経つとたまに外出するようになり、メールをくれた相手に会う機会もできたので、その時に謝りました。)
2016年の夏休みは旧友グループで旅行を計画していましたが、6月に調子を崩した時点でこれは行けないと悟り、すぐに参加をキャンセルしました。前年から約束して楽しみにしていた旅行だったので悔しかったです。

余談ですが、具合が悪くなりはじめてすぐ、前から約束していた友人たちとのランチ会がありました。それには無理をして行った記憶があります。とにかく体と頭が重くて重くて、到底時間通りには行けませんでした。約束の時間を1時間近く過ぎて、皆が食事を終える頃にようやくたどり着きました。(今思えばキャンセルすればよかったのに……)


今回の記事は以上です。